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ヨガと食【1日3食をやめたらいい事だらけだったおはなしvol.2】

前回のつづきです。
今回は身体のつくりや歴史についてお話しさせて頂きます。

3食にすると内臓に負担がかかる

おいしい食べ物をお腹いっぱい食べた後に、疲れたりだるくなってしまう方いませんか?

食後疲れてしまうという方は、もしかしたら食べ過ぎが原因かもしれません。

体内での消化スピード

食事の本番は食事をしている時だと思いがちですが実は違います。
体内に食事が運ばれてきてからが本番なのです。

目安ですが、食べ物が胃の中に滞在する時間(消化されるまでの時間)は約2~3時間。
脂質の多いものだと、4~5時間かかると言われています。

また、小腸は胃から送られてきた消化物を5~8時間かけ分解し、栄養分の約90%を吸収し、大腸は小腸で吸収しきれなかった水分を15~20時間程度かけゆっくりと吸収します。

疲弊し切っている内臓

つまり、1日3食食べてしまうと前の食事が体内に残っている状態で次から次へと食べ物が運ばれてきてしまい、内臓が全く休めていない状態になってしまっているのです。

食後、疲れやだるさ、倦怠感を感じる方は一度ご自身の食事量や回数を見直してみてはいかがでしょうか?

内臓が疲弊し、それが疲れなどといった現象で出されている身体からのサインかもしれません。

3食が合わない理由を歴史から紐解く

では次に私たち人類の長い歴史を遡ってみましょう。

諸説ありますが、1日3食が世間に浸透したのは今から2~300年前、江戸時代。

体力を多く重労働者、武士の間から広まったと言われています。

江戸時代と聞くと大昔のように感じるかと思いますが、私たち人類が誕生してから数百年万年。

この長い歴史から比較すると2~300年前の出来事はつい最近の出来事です。

昔から変わらない身体の構造

そして人類が誕生してから、私たちの身体の基本的構造は現在までほとんど変わっていません。

目の数は2つのまま、耳も2つ、手足の指の数は5本ずつ。
見た目同様、内臓の基本的構造は変わっていないのです。

私たちのご先祖様が生きていた遥か昔の時代は、獲物を狩猟し生活していました。

皆さんはライオンが狩りに失敗し、何日も食事にありつくことができないといった内容のテレビ番組を見たことはありませんか?

その飢えに耐えるライオンと同じように、昔の人々は必ず毎日食事ができるという保証がされていませんでした。

狩猟に失敗するかもしれない、天災に見舞われるかもしれない。

しかし、生命を維持していかなければならない。

なぜなら子孫を残すため、今ある命を次世代へと繋いでいかなければならないからです。

本来の食事の意味

つまり、私たちの身体に刻み込まれた遺伝子や身体の構造というのは、飢餓に耐性のある造りになっているのです。

何故なら、本来の食事というものは味や見た目を楽しむものではなく、子孫を残すために生き延びていく、手段のひとつだったからです。

なので体内に取り込まれた食べ物がゆっくりと消化吸収されるというのは至極当然のことで、そもそも私たちの身体は1日3食という食のリズムに適応されていないのです。

次回、食べ過ぎによる弊害・食の見直しについてお話させて頂きますね。
ではまた。

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