
私たちが日常当たり前に口にする白砂糖・白米・小麦粉。
白米や小麦粉は私たち日本人にとって主食であり、決して欠かす事のできない物です。そして白砂糖も嗜好品や調味料として欠かす事はできない食品です。
本来、サトウキビやお米、小麦は白色ではありません。これらを精製することで白くしているのです。
色を白色に変えることで料理の見栄えも良くなりますし、甘みが強く、ふっくらもちもちに仕上がる精製食品はスーパーやコンビニ等で必ず置かれている食品です。
しかし、これらの食品が私たちの身体に意外な影響を与えている事を皆さんはご存知でしょうか。
今回はこの精製された白い食品についてのお話しです。
精製された食品が私たちの身体に与える影響

【砂糖中毒】という言葉を聞いたことがありますか?
実は最近の研究で、砂糖は麻薬並みに依存性が高い事が分かってきています。
麻薬と同じメカニズムで、脳に刺激を与える砂糖。
砂糖中毒は一体どのようなメカニズムで引き起こされるのでしょうか。
実は最近の研究で、砂糖は麻薬並みに依存性が高い事が分かってきています。
麻薬と同じメカニズムで、脳に刺激を与える砂糖。
砂糖中毒は一体どのようなメカニズムで引き起こされるのでしょうか。
ドーパミン報酬系
私たちは他者から評価されたり、達成感を得ると快感を感じます。
これは『ドーパミン報酬系』といわれる脳内神経作用によるもので、一度その快感を味わうと何度でもそれを求めてしまうというメカニズムです。
その中でも麻薬などのハードドラッグは、ドーパミン報酬系を強烈に刺激し、それを受け取る神経も破壊してしまいます。
麻薬のように神経を破壊することはないものの、砂糖のほうがドーパミン報酬系を刺激するという実験結果もあり実はそれだけ依存性の高い食品なのです。
禁断症状が出る事は稀ですが、甘い物をなかなかやめる事ができない方は砂糖中毒になりかかっている可能性があり、摂り過ぎる事により肥満や糖尿病になる可能性が当然高くなります。
これは『ドーパミン報酬系』といわれる脳内神経作用によるもので、一度その快感を味わうと何度でもそれを求めてしまうというメカニズムです。
その中でも麻薬などのハードドラッグは、ドーパミン報酬系を強烈に刺激し、それを受け取る神経も破壊してしまいます。
麻薬のように神経を破壊することはないものの、砂糖のほうがドーパミン報酬系を刺激するという実験結果もあり実はそれだけ依存性の高い食品なのです。
禁断症状が出る事は稀ですが、甘い物をなかなかやめる事ができない方は砂糖中毒になりかかっている可能性があり、摂り過ぎる事により肥満や糖尿病になる可能性が当然高くなります。
糖質過多の危険性
また、私たちの主食となっている白米は本来は玄米を精製したものです。
精製する前の玄米には、私たちの身体に必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
しかし、精米された白米は先ほどのような大切な栄養素が剥がれ落ちてしまっているため、精製後は実はほぼ糖質しか残っていません。
なので健康を意識して、パン食ではなく白米食にしているからと言って健康だとは言いがたく、むしろ1日3食白米を食べ続けるだけで1日の糖質摂取量を軽くオーバーしてしまうのです。
また、ヒトは咀嚼を繰り返す事で満腹中枢が刺激される生き物です。
玄米食と比較すると分かりやすいのですが、白米は玄米に比べて柔らかいため、咀嚼回数がどうしても減少しがちです。
咀嚼回数が減少するとそれだけ満腹になるまでに時間がかかり、それに伴う量を要しますので、食べ過ぎてしまわないように注意が必要です。
精製する前の玄米には、私たちの身体に必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
しかし、精米された白米は先ほどのような大切な栄養素が剥がれ落ちてしまっているため、精製後は実はほぼ糖質しか残っていません。
なので健康を意識して、パン食ではなく白米食にしているからと言って健康だとは言いがたく、むしろ1日3食白米を食べ続けるだけで1日の糖質摂取量を軽くオーバーしてしまうのです。
また、ヒトは咀嚼を繰り返す事で満腹中枢が刺激される生き物です。
玄米食と比較すると分かりやすいのですが、白米は玄米に比べて柔らかいため、咀嚼回数がどうしても減少しがちです。
咀嚼回数が減少するとそれだけ満腹になるまでに時間がかかり、それに伴う量を要しますので、食べ過ぎてしまわないように注意が必要です。
小麦に含まれる成分【グルテン】
また白米以外にも、現代の日本人の主食として活躍する小麦粉も麦から精製された食品です。
しかし、小麦粉の中に含まれるグルテンという物質が慢性疲労・慢性頭痛・抑鬱・アレルギーやアトピー等日常生活に様々な悪影響を及ぼしている原因のひとつだと分かってきています。
『外国人は小麦粉なのにどうして日本人は身体にいけないの?』と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
そもそも日本人と小麦が多く摂れる地域、白人の方々と私たちの身体の造りが全く違うという事を前提に、すでに海外ではパン屋さんでもグルテンフリー、グルテン入りと商品が分けられており、グルテンを摂る・摂らないと選択できる生活が当たり前となっています。
しかし、日本で販売されている小麦粉、または小麦を使用した商品にはほぼグルテンが含まれており、グルテンフリーの物を手に入れるためにはオーガニックストア等に行く以外、なかなか手に入らないというのが実状です。
では一体いつから、そして何故。
日本の食はこの様に変化してしまったのでしょうか。
しかし、小麦粉の中に含まれるグルテンという物質が慢性疲労・慢性頭痛・抑鬱・アレルギーやアトピー等日常生活に様々な悪影響を及ぼしている原因のひとつだと分かってきています。
『外国人は小麦粉なのにどうして日本人は身体にいけないの?』と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
そもそも日本人と小麦が多く摂れる地域、白人の方々と私たちの身体の造りが全く違うという事を前提に、すでに海外ではパン屋さんでもグルテンフリー、グルテン入りと商品が分けられており、グルテンを摂る・摂らないと選択できる生活が当たり前となっています。
しかし、日本で販売されている小麦粉、または小麦を使用した商品にはほぼグルテンが含まれており、グルテンフリーの物を手に入れるためにはオーガニックストア等に行く以外、なかなか手に入らないというのが実状です。
では一体いつから、そして何故。
日本の食はこの様に変化してしまったのでしょうか。
食の歴史の変化

第二次世界大戦。
我が国日本は“敗戦国“となりました。
戦後焼け野原の中、米軍たちが配り歩いたチョコレート。
“give me chocolate“という言葉が生まれました。
幼い子供たちに無料で配布して始まった給食。
今まで口にした事のなかったパンや牛乳。
洋食がスタートします。
まともに食にありつけなかった当時の子供たちはそれらを食べる事で飢えをしのぎ、味を知る。
やがて成長し、結婚をし、子供が生まれ、食べ慣れ育った物を我が子に与える。
その様に育てられた親から生まれた私たちは物心がついた頃から当たり前の様にそれが常識だと疑わず食べ続ける。
戦後から今日までのたったわずかな時間で。
日本人の食生活はあっという間に変わってしまったのです。
我が国日本は“敗戦国“となりました。
戦後焼け野原の中、米軍たちが配り歩いたチョコレート。
“give me chocolate“という言葉が生まれました。
幼い子供たちに無料で配布して始まった給食。
今まで口にした事のなかったパンや牛乳。
洋食がスタートします。
まともに食にありつけなかった当時の子供たちはそれらを食べる事で飢えをしのぎ、味を知る。
やがて成長し、結婚をし、子供が生まれ、食べ慣れ育った物を我が子に与える。
その様に育てられた親から生まれた私たちは物心がついた頃から当たり前の様にそれが常識だと疑わず食べ続ける。
戦後から今日までのたったわずかな時間で。
日本人の食生活はあっという間に変わってしまったのです。
生活習慣病は遺伝ではない
そしてこのような生活習慣の変化が訪れた後、私たちの身体に少しずつ変化が見られるようになってきました。
癌、高血圧、高コレステロール、糖尿病といった生活習慣病が激増したのです。
よく、病気になると遺伝だ、と思われる方もいらっしゃいますが本当に遺伝が原因なのでしょうか?
先述したように戦後、生活習慣病が激増したのであれば、偏った食生活が各家庭で、知らず知らずのうちに定着してしまったからだと考えられるのではないでしょうか。
糖尿病が身内で多いならば、これは遺伝ではなく、糖質の高い食生活を次世代も当たり前だと続けた結果。
つまり、食後甘いものを食べることが習慣になっているご家庭であれば、お子様も食後のデザートが当たり前だと育ち、さらに自分の子供にも食後のデザートを用意する。
この連鎖の後に糖尿病となり、当然のことながら共に育った両親、兄弟、親戚も周りのご家庭と比べ、高確率で糖尿病となる。
これは単純に、遺伝子に刻まれた連鎖ではなく、家族で体形が似るように、生活習慣病は家族単位での食生活の連鎖の結果だと言えるのではないでしょうか。
癌、高血圧、高コレステロール、糖尿病といった生活習慣病が激増したのです。
よく、病気になると遺伝だ、と思われる方もいらっしゃいますが本当に遺伝が原因なのでしょうか?
先述したように戦後、生活習慣病が激増したのであれば、偏った食生活が各家庭で、知らず知らずのうちに定着してしまったからだと考えられるのではないでしょうか。
糖尿病が身内で多いならば、これは遺伝ではなく、糖質の高い食生活を次世代も当たり前だと続けた結果。
つまり、食後甘いものを食べることが習慣になっているご家庭であれば、お子様も食後のデザートが当たり前だと育ち、さらに自分の子供にも食後のデザートを用意する。
この連鎖の後に糖尿病となり、当然のことながら共に育った両親、兄弟、親戚も周りのご家庭と比べ、高確率で糖尿病となる。
これは単純に、遺伝子に刻まれた連鎖ではなく、家族で体形が似るように、生活習慣病は家族単位での食生活の連鎖の結果だと言えるのではないでしょうか。
bestよりもbetter
いつから癌は現代病になったのでしょうか。
いつから鬱は現代病になったのでしょうか。
脳障害は、突然死は、慢性疾患は、発達障害は、精神疾患は、自殺は。
これらは全て現代病だから、と片付けてしまっていいのでしょうか。
今と昔は違うから、と片付けてしまっていいのでしょうか。
白砂糖をキビ砂糖に。
白米を玄米に。
小麦を米粉に。
甘い物をふたつからひとつに変える。
玄米に抵抗があれば五分付米にする、もち麦等を白米に混ぜる。
小麦は嗜好品として摂り入れる。
意識をする事を心掛けるだけで確実に身体は変わっていきます。
完璧は難しいので無理のない範囲でできる事から変えてみて下さい。
bestよりもbetterを目指して下さい。
そして適度に身体を動かし、身体に良い美味しい物を適量食べ、お日様の光を浴びビタミンDを作り出し笑って免疫を上げる。
シンプルに生きましょう。
いつから鬱は現代病になったのでしょうか。
脳障害は、突然死は、慢性疾患は、発達障害は、精神疾患は、自殺は。
これらは全て現代病だから、と片付けてしまっていいのでしょうか。
今と昔は違うから、と片付けてしまっていいのでしょうか。
白砂糖をキビ砂糖に。
白米を玄米に。
小麦を米粉に。
甘い物をふたつからひとつに変える。
玄米に抵抗があれば五分付米にする、もち麦等を白米に混ぜる。
小麦は嗜好品として摂り入れる。
意識をする事を心掛けるだけで確実に身体は変わっていきます。
完璧は難しいので無理のない範囲でできる事から変えてみて下さい。
bestよりもbetterを目指して下さい。
そして適度に身体を動かし、身体に良い美味しい物を適量食べ、お日様の光を浴びビタミンDを作り出し笑って免疫を上げる。
シンプルに生きましょう。