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ヨガと健康【心のリセット!実践!瞑想法】

自分の心と書いて息と読むように、ご自身の心のバランスを整えるためには良質な呼吸が不可欠です。

呼吸を意識的に行うことにより、全身の隅々まで血液が行き渡り、頭の中が整理されるため、すっきりとした爽快感を体感できます。

忙しい現代人の私たちは、日々のタスクに追われ毎日を過ごしています。

そのため、そもそも今自分がどの程度疲れているのかさえ把握できていません。

だからこそ、その忙しい足をいったん止めて、呼吸を通じご自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。

姿勢の大切さ

疲労を感じると人の身体は必要最低限の働きをせずに体力を温存させるために身体を内側に、内側にと丸まっていく性質があります。

腰の曲がった高齢者の方々を想像して頂けるとイメージしやすいのですが、人は加齢に伴い重力に内臓が引っ張られ地の方向へと下がってしまいます。

その際、人は生命を維持するために本能的に内臓を守ろうとします。
なので体力や持病以外の理由として、高齢者の方々は生命を維持するために背中を丸めるのです。

すると、今度は圧のかかった下半身がまっすぐ立つことができなくなくため、身体を支えるために膝を曲げて身体のバランスを保とうとするのです。

背中が丸まり、膝が曲がるというのは人間が加齢に伴い起こる自然な現象であり、疲労感と近しい現象でもあります。
また、それと同時に自分の命を自ら守っていこうとする防衛の姿でもあるのです。

呼吸の大切さ

しかし、姿勢の悪さが継続してしまうと、次第に肺や内臓を圧迫してしまいます。
すると体内の血液の流れが滞り、身体の様々な場所で問題が起こるようになります。

当然、脳へ十分な酸素や血液が行き渡らないと、頭の中が雑念だらけになってしまい、思考力が鈍ってしまうため、身体の疲れは知らず知らずのうちに、心の健康にも悪影響を与えてしまうのです。

頭の中をリセットするには最適な瞑想法を2つご紹介させて頂きます。
過去に瞑想を何度チャレンジし、断念し続けた私でも実践できて、現在でもほぼ毎日継続している方法です。

決して難しい方法ではありません。
頭が働いていない方、イライラもやもやしている方、メンタルヘルスに問題を抱えている方、直感力を磨きたい方等々。

良ければ参考にしてみて下さい。

基本姿勢

1・あぐら、または安楽座(恥骨・両かかとが縦一直線に結ぶ、ヨガの基本的なあぐらを崩したような座り方です。)になります。

2・肋骨の中に内臓を引き上げながらしまい込むイメージでお腹をへこませ、肩は楽に下げます。

3・頭を意識して気持ち後ろに倒し(スマホの普及で頭の重心が前になっている方が多いためです。)顎を下に引きます。

4・斜め前一点集中したのち、静かに瞼を落とし、半眼または完全に目を閉じます。

5・頭頂部から肛門まで一本の棒で支えられている、または串刺しにされているような(表現が悪くて申し訳ないです。)イメージで姿勢をキープして下さい。

6・呼吸は全て鼻呼吸です。鼻腔を酸素が行き来する様子を確認します。

それでは早速瞑想を実践していきましょう。

1・10カウント法

1・鼻からゆっくりと酸素を吸い込んでください。体内に取り込まれた酸素は、手指や足の指先まで行き渡っていくイメージを頭の中で思い描きます。

2・心の中で「1、2,3…」とゆっくり数をカウントしながら細く、長く鼻から息を吐きます。後半に向かうにつれ、息苦しさを感じると思いますが、できるだけ10までカウントして下さい。
※はじめの頃は無理に10までカウントをせずに、できる範囲で呼吸を繰り返してください。慣れてきたら徐々に10カウントまで目指しましょう。

3・数を数え終えたら、またゆっくりと酸素を体内に取り込み、1・2を繰り返します。

ポイント
・心の中でしっかりと数を唱えること。そうすることで雑念が頭の中に浮かびにくくなります。

・一定の速度で、今のご自身の吐き切れる秒数に合わせて呼吸をすること。


2・五感法

1・眼、閉じた瞼に意識を向けます。残像や光の色や動きをじっくりと観察して下さい。

2・鼻に意識を向けます。人の鼻腔は45分おきに通りが変わると言われています。今はどちらの鼻の穴の通りが良いか観察します。また、同時に鼻から吸い込んだ酸素が全身隅々に血液と共に行き渡るのをイメージします。

3・耳に意識を向けます。周囲の音を良く観察します。観察し続けているとそのうち耳の奥から「キーン」とした耳鳴りのような、モスキート音のようなものが聞こえてきます。このキーンとした音は自分自身が出している周波数の音だと言われています。ご自身の出す周波数に耳を傾けて下さい。

4・舌に意識を向けます。歯に触れている下の様子や、舌の苔の様子、舌の付け根からじわっと出てくる唾液の様子を観察します。

5・意識に集中します。眉間の間奥にある松果体を想像し、その意識をへそから三寸(指3~4本)下にある丹田へと落とし込むイメージを繰り返します。

ポイント
・一つ一つの場所に意識をしっかりと集中します。そうすることで雑念が浮かびにくくなります。

・意識に集中したら、また順に眼へと意識を切り替え、繰り返します。

現在を見つめる

瞑想に何分行えば良いという定義はありません。

人の悩みのほとんどが過ぎ去ってしまった過去にとらわれてしまっている場合、またはこの先何が起こりうるかわからない未来に悲観している場合が実は大半を占めています。

ほとんどの方は過ぎたこと、何が起こるかわからない未来と“現在”がごちゃ混ぜになっていることに気付いていません。

時間に捕らわれずに、今を見つめる。確かめる。
その整理をする、心のお掃除が瞑想です。

日々実践を繰り返すことで徐々に体感できるようになっていくことでしょう。

ご自身の呼吸で心を整え、毎日を楽しく健やかに過ごしましょう。

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